❛弱酸性が良い❜という事を耳にする事が多くなりました。
弱酸性はどんな? どの弱酸性が良いの? 確認しましょう!
等電点(pHⅰ)から酸性・アルカリ性の作用
私達の毛髪・皮膚はタンパク質(アミノ酸)で構成されています。その毛髪・皮膚は一人々が異なる等電点(pH4.8~5.2)であることは前回の記事でお伝えさせていただきました。酸性は収斂作用,殺菌作用,漂白作用、が働きます。収斂は細胞を引き締め殺菌は腐敗を防ぎ健康な状態に作用します。アルカリ性は膨潤作用,腐敗作用が働きます。強力に細胞をゆるめることで脱脂力、脱水力そして腐敗作用で弱細胞の状態に作用します。これらから毛髪・皮膚には酸性側がベストとわかります。
等電点(pHⅰ)から見た最良な領域 ~適性酸度~
それでは毛髪・皮膚に対して最良なpHとはどこなのでしょう。一人々の等電点から1.5酸側以内が毛髪・皮膚にとって最良の領域です。適度な収斂作用と強力な殺菌作用が働く事で適性酸度と表しています。毛髪・皮膚を適度に引き締め保湿,保脂性を高めベストの状態にします。pH1.5以上の強酸は強すぎる収斂(過収斂)作用で脱脂力、脱水力を起こします。その強力な過収斂の作用でしみたり髪がきしみパサついたりする原因になります。アルカリ性側では等電点から1.5以内は無益・無害で可も無し不可も無しの領域です。その上の1.5以上は強力な膨潤(過膨潤)と腐敗作用が起きます。膨潤は細胞を膨らませたり、ゆるめたりさせる働きがあります。アルカリ性で一番に代表的なものは石鹸や鹸や洗剤で作用は強力です。脱脂力、脱水力も腐敗する作用も強力だから毛髪も皮膚も乾燥状態になってしまうのです。
弱酸性をまとめると
この様に適性酸度を主にした美容法は等電点を酸性側へ荷電させます!若い人の等電点へ導くという事になります。
逆にアルカリ性を主にした美容法はアルカリ側へ荷電させ高齢者の等電点へ導きます。弱酸性を中心にした美容法は健康で美しい若々しい状態の出発点でしょう。
だから❛美しく若々しく❜を実行できます。
Hairdressing b.H. は弱酸性美容をコンセプトとして髪創りを行っております。