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髪を染めると 「痛い」「しみる」、カラー剤が臭いのはなぜ?美容師が解説!

髪の毛を明るくしたり、おしゃれなファッションカラーにしたり、白髪を染めたりして気分をあげたいときに痛い、しみる、臭いなど感じたことはありませんか?

カラー剤には色々な種類のものがあります。

おしゃれな髪色、白髪を染めたいなど自由に髪の色を変えられるアルカリカラーは永久染毛剤、酸化染料とも言われます。ベーアッシュではレギュラーカラーと言います。髪をダメージさせずに白髪を染めたい方にお勧めなのが酸性カラーやヘアマニキュアは半永久染毛剤とも言われます。ベーアッシュでは酸性カラーを使用しております。

今回はお客様からの相談が多いレギュラーカラー(アルカリカラー)について書いていきます。

レギュラーカラー(アルカリカラー)

ジアミンについて

アルカリカラー剤の多くにジアミン染料が含まれてます。その中でもパラフェニレンジアミンが最も多く使用されています。パラフェニレンジアミンは酸化染料の主成分で色調が豊富で染毛力にたけています。褐色(黒や茶色)だけでなく、赤・青・黄を強く入れたりもできる(カップリング反応)ためニュアンスカラーからビビットな色までできます。パラフェニレンジアミンはアレルギーリスクが非常に高くジアミンアレルギーを引き起こす原因の大半とも言われており、アナフィラキシーショックを引き起こす原因になるとも言われています。

2015年10月 消費者安全調査委員会が『毛染めによる皮膚障害』に関する事故や原因調査報告書を公表し注意喚起をおこないました。それだけカラーリングでしみたり、かぶれたりする人が増加していた現れだと思います。
なので5年ほど前から脱カラー、グレイカラーが多くなってきました。

1991年 フィンランドではパラフェニレンジアミンの一般向け使用を禁止

ピリピリするのは?

~接触性の皮膚炎~

カラーの塗布中、または放置中にピリピリ感じるのはジアミンアレルギーではなくカラー剤そのものの刺激です。カラー剤の1剤に含まれるアルカリ剤と2剤である過酸化水素が反応する時の反応とpHの変動による刺激でピリピリ感じたりします。頭皮に傷、日焼け、寝不足、ストレス、ホルモンバランスが崩れているのが原因で頭皮が荒れているときにもピリピリと感じやすいです。

対策として

・ゼロテクで頭皮につけないように染める  
ゼロテクとは薬剤を塗布する時頭皮につけないようくしで染める染め方です。

・刺激の少ないカラー剤を選ぶ

・保護剤をつけて頭皮を守る

・カラー前日、直前にシャンプーをしない

・しっかりと睡眠をとり疲れをためない、生活習慣を整える

※しっかりと美容師に伝えて対策を取ってもらいましょう。
ベーアッシュでもレギュラーカラーの際はゼロテクを推奨し頭皮の保護剤をつけて施術しております。

~ジアミンによるアレルギー性の皮膚炎~

カラー施術時は何ともないけど、1~2日経った後にかゆみを伴ないながら起こる炎症です。こうなってくると大変でカラー剤の使用を直ちに止め、医師の診断を受けましょう。特に頭皮だけでなく耳や目の周り、首などカラー剤が直接触れてないところに出る事があります。

前述のパラフェニレンジアミンによるアレルギー反応で皮膚炎を起こしています。カラー剤で触れた部分やその周囲にかゆみや痛み、赤み、腫れといった症状が出てきます。1~2日で症状が出て、3~4日で症状のピークを迎えます。我慢して続けると呼吸困難、意識不明など重篤な症状に陥る可能性があります。

対策として

・アルカリカラー剤は使わない

・酸性カラーやヘアマニキュア、ノンジアミンカラーに変える

※一度ジアミンアレルギーの反応が起こるとジアミンの入ったカラーリングを止めるしかありません。
べーアッシュは酸性カラーも得意なので安心してカラーリングができます。また、お客様の状態やスタイルに合わせてハイライトと酸性カラーを駆使しておしゃれな感じにもできます。

カラー剤が臭いのはなぜ?

カラーリングをしていて臭いなぁとかツーンとするにおいがして嫌だなぁとか思ったことはありませんか?このにおいはアルカリカラーの中のアンモニアが原因です。アルカリ剤の代表的なものでアンモニア、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、アルギニンがあります。 

臭いにはメリットもデメリットもあります。

アンモニアには揮発する特徴があります。揮発することにより髪の内部に残留アルカリを少なくすることができ、髪のダメージを極小にすることができます。アルカリが残留すると枝毛、切れ毛、髪の内部の流出や色素の流出につながります。エタノールアミン類にはマスキング力が強いため髪の内部に残留アルカリを抱え込むためダメージがさらに増していきます。なので臭いがするのはメリットにもなります。

逆にカラー剤はリフト力が上がるほど(明るくするほど)臭いは強くなります。臭いが強いのがデメリットにもなります。だから臭いのはメリットもデメリットもあります。ホームカラーで臭くないものは揮発されてないためダメージもしやすく退色もしやすいです。

対策として

・乳化をしっかりおこなう。
乳化することで色の定着が良くなるのと髪や頭皮にアルカリを残留させないので臭いやダメージが少なくなる。乳化時にバッファー剤をプラスするとより良い。

・弱酸性のシャンプーを使う
アルカリカラーをすることでキューティクルが開くため臭いが出やすいので弱酸性のシャンプーを使ってキューティクルを閉じさせて臭いが出たり髪の内部が流出することもないのでダメージと退色の軽減につながる。
ベーアッシュでは炭酸スパというメニューもあり残留アルカリの除去にもなります。また弱酸性のシャンプーも5種類ほどありますので髪の状態に合わせて選べます。

髪がバサバサになるのは?

ヘアカラーをすることでキューティクルを開かせ、メラニンを削り、明るくしたり、白髪を染めた状態だと毛髪内部が空洞化したり、イオン結合が切断された状態になるので髪への負担が大きくなります。美容室では髪の毛の根元から毛先までのダメージレベルに応じて薬剤選定、薬剤を塗布する順番、前処理など適切なチョイスをしています。カラー後は髪や頭皮の残留アルカリを除去してあげながら、髪や頭皮がアルカリに偏ったままにならないように本来の弱酸性に戻してあげるのも重要です。

こういった一連の作業を省いたりするとダメージにつながり髪がバサバサになっていきます。
そして何より重要なのはホームケアです。

美容室に来店する頻度は人それぞれ違います。その間、どうケアしていくか。美容室ではやってもらうけどお家では・・・ という方も多いのではないでしょうか。例えば、シャンプーやトリートメントはどういったものをチョイスするか、アウトバスではどういったものをチョイスしてどうスタイリングしていくか・・・ベーアッシュではそういったホームケアも取り揃えておりますし、アドバイスもさせていただいております。是非いらして一つでも良いものを見つけてください。

長々とした文章でしたが、最後までご一読いただきありがとうございました。
何か参考になればと思い、また少しでも多くの方がいつも綺麗でいられることを切に願っております。

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